先祖崇拝が架空の権利をつくる
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権利の優先とは
歴史は権利の利用し合いであり、奪い合いです。
権利は利権でもあります。
権利の主張で争うことが、権力闘争です。
「先祖信仰」は架空の権利を作り出して、そこに人を集めます。
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人のいない山中でも、墓は確実に人が来ます。山中では、唯一、人を引き付ける力のあるものです。
他に人を集めるものの無い山中では、寺だけがその力を持つようになり、権威になっていきます。
その権威を利用して動く者が残るという構図になります。
先祖信仰は、山の中で死んでも、架空の権威のもとに行くのだから幸せではないか、という思想です。
日本の形骸化した宗教は、こういう形をしているのです。